自分らしく生きるため(サトワ医療研究会)
- 自分らしく生きるため(サトワ医療研究会)
- 当院は心療内科を専門とする統合医療機関です。精神疾患や心身症(心理的な要因がつよく関与している身体疾患)を診ているのもあり、全ての患者さんに心理的な問題(生きづらさ)が認められます。長期にわたり緊張を強いられたり、疲労が蓄積してくると、意味もなく「どうしよう!」「自分が悪いんだ!」などと考え、人前にでるのが億劫になるなど「負の連鎖」にはまり込みます。あげくの果てに、「自分なんていない方がよい」などと考えるようになると、薬剤治療のみでは症状の改善が困難となります。そうした患者様に対して、食事療法や心理療法などを駆使し4つの方面(Bio-Psycho-Socio-Spiritual)からのアプローチにより症状の改善を図ります。
Bio(身体面)
思い当たるストレスが無くても頭痛や腹痛などが慢性的に続く場合、それだけで、次第に落ち込んできたり、やる気がなくなってきます。これらの多くは、生活リズムの乱れや食生活などから来ています。脈診により生命エネルギーの状態を把握し、西洋薬や漢方薬、手技などにより、身体のバランスを図り、症状を改善させていきます。
Psycho(精神面)
「不安」「落ち込み」「やる気が出ない」などを中心とした精神疾患の場合、一般的には向精神薬の服用が中心となります。長期間、薬の服用をしていても一向に症状の改善しない方の大半が、身体的な活力がないため、心に余裕を失っています。当院では、身体的な問題を改善させ、活力を上げることで症状の改善を図ります。
Socio(社会面)
職場などでうまくパフォーマンスを発揮できない(適応障害)とき、環境の調整がとても大切になります。自分に相応しい仕事をしたくても、精神的な問題(Psycho)や身体的な問題(Bio)のため、適応の仕方がわからなくなります。当院では産業医の経験を活かし、心理的・社会的問題を的確に評価したうえで、最適な適応をサポートしていきます。
Spiritual(生きる目的)
当院では、Spiritual を生きる目的と捉えます。人には生きる目的が不明瞭のまま日々頑張っている方がいます。仕事などで忙しく限界まで達すると「生きる意味がわからない」気持ちが出てきます。まずは、心身ともに楽になれるように治療をし、瞑想や手技なども活用し、快適になって頂いたうえで、「生きる意味」「自分の居場所」の確認のお手伝いをしております。