• 2026年8月11日
  • 2026年7月15日

第3回:【朝の重だるさ】低気圧の日にベッドから起き上がれない理由

「低気圧の朝は、まるで体に鉛が乗っているように体が重い」「布団から起き上がる気力が全く湧いてこない」……。そんな朝のつらいだるさも、気象病による典型的な自律神経の乱れからきています。

人間は通常、朝になると交感神経が優位になり、活発に動くための準備を始めます。しかし、気圧が急激に下がると、自律神経の副交感神経(休息モード)が優位になりすぎてしまい、お体が「お休みモード」のまま眠りから冷めなくなってしまうのです。さらに、気圧低下は細胞の微細なむくみを引き起こし、全身の血流やリンパの巡りを停滞させてだるさを倍増させます。

当院での診断では、ただのだるさや怠けと片付けるのではなく、気圧の変化に対する血管の反応性や、日頃の回復力(自然治癒力の状態)を丁寧にチェックします。治療では、滞った血流を優しく促し、自律神経が朝スムーズに切り替わるようにサポートを行います。深く心地よい刺激によって、お体が自ら「起き上がる力」を取り戻す手助けをします。

予後の目安としては、睡眠環境の改善と自律神経のケアを並行していくことで、1ヶ月ほどで朝の目覚めのスッキリ感に変化が現れ、体のだるさを引きずりにくくなります。

日常ですぐに出来る工夫は、起きたらすぐに「お部屋のカーテンを開けて太陽の光を浴びる」ことです。目に強い光を入れることで、睡眠ホルモンが抑えられ、自律神経の朝のスイッチが入りやすくなります。

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