• 2026年8月10日
  • 2026年7月15日

第2回:【雨の日の頭痛】気圧の変化で起きる「偏頭痛」のメカニズム

「雨が降りそうになると、こめかみがズキズキと痛み出す」「低気圧が来ると頭痛薬が手放せない」……。このように、天候の崩れと連動して起こる頭痛は、気象病の中でも最も代表的なお悩みの一つです。

この頭痛のメカニズムは、気圧が下がることによって脳の血管が急激に拡張し、その周囲を通っている神経を刺激することにあります。さらに、気圧センサーである耳の奥の内耳が混乱すると、自律神経が過剰に興奮し、頭部の筋肉を緊張させて「緊張型頭痛」を併発することもあります。これは、お天気の急変に対して、自律神経の切り替え機能がスムーズに追いついていないサインなのです。

当院では、いつからどのような頭痛が起こるのか、お仕事の状況や睡眠の質なども含めて詳しく診断します。実際の治療では、拡張しすぎた血管や張り詰めた神経をやさしく鎮め、自律神経の乱れをリフレッシュさせる施術を行います。お体が本来持っている「痛みをコントロールし、回復させる自然治癒力」を呼び覚ましていきます。

予後は良好で、頭痛日記などをつけながらケアを続けることで、早い方なら数週間、平均して1~2ヶ月でお薬の服用回数が自然と減っていくのを実感していただけます。

日常で出来る対策は、頭痛が起きそうだと感じたら、こめかみ周辺を「冷たいタオルなどで優しく冷やす」ことです。血管が収縮し、痛みの軽減に繋がります。逆に、首の後ろは冷やさないように温かく保ち、自律神経を安定させましょう。

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