- 2026年8月17日
- 2026年7月15日
第9回:【睡眠不足と天気】気圧の変化がもたらす不眠や浅い眠り
「雨の降る前夜は、疲れているのになかなか寝付けない」「天気が荒れている夜は、途中で何度も目が覚めてしまい朝からぐったりしている」……。気象病による不調の陰には、気圧による「睡眠の質の低下」が隠れていることが多々あります。
私たちの睡眠は、夕方から夜にかけて自律神経がスムーズに副交感神経(リラックスモード)へバトンタッチされることで、深い眠りに入ることができます。しかし、台風や低気圧、急激な寒暖差は、お体にとっては一種の緊急事態です。そのため自律神経が常に警戒体制を解くことができず、夜になっても交感神経が興奮したままになり、寝つきの悪さや睡眠の浅さに直結してしまうのです。
当院の診断では、普段の入眠時間や中途覚醒の有無、朝起きた時の疲労感などを丁寧に評価します。治療では、過剰に張り詰めてしまった交感神経の緊張のスイッチをオフにし、お体が深いリラクゼーションと深い眠りを体験できるようにアプローチします。ぐっすり眠れるベースを整えることで、細胞の修復力を高め、お体の自然治癒力を引き出します。
睡眠が改善されると予後はきわめて明るく、お天気による睡眠トラブルは、自律神経のケアを始めてからおよそ1ヶ月で「ぐっすり眠れるようになった」と実感される方が非常に多いです。
今日からできる安眠のコツは、寝る1時間前から「部屋の照明を少し暗めにする」ことです。暗い環境が自律神経に「夜が来た」と優しく教え、深い眠りへと自然にいざなってくれます。
