• 2026年8月16日
  • 2026年7月15日

第8回:【首こり・肩こりと気象病】気圧が下がると首回りがパンパンに

「曇りや雨の日になると、いつもより首や肩がパンパンに張って痛い」「低気圧が来ると、肩こりが悪化して吐き気までしてくる」……。このように、天候の悪化によって首こりや肩こりが急激にひどくなることも、気象病のよくある症状です。

低気圧が近づいて内耳のセンサーが敏感に反応すると、脳は「身体を守れ」という防御命令を自律神経(交感神経)に下します。すると、特に頭を支えている首まわりや肩甲骨周辺の筋肉に無意識のうちにギュッと力が入り、カチカチに硬直してしまいます。血管が収縮して血流が悪くなり、筋肉に疲労物質が溜まりやすくなるため、強烈なコリ感や重だるさ、痛みが発生するのです。

当院の診断では、ただ首や肩を触るだけでなく、背骨全体のアライメント(並び)や、自律神経の緊張がどの筋肉に最も現れているかを確認します。治療では、力ずくで強く揉むことはせず、自律神経の通り道である首から背中にかけて、優しくアプローチして筋肉の緊張を解放します。血管が緩むことで、お体が自律的に疲労物質を洗い流す「自然治癒力」が引き出されます。

首肩こりの予後は良好で、2〜3回、じっくり1ヶ月ほどケアを続けることで、お天気が崩れても「首がガチガチになって固まるような感覚」は大きく減少していきます。

日常でできる予防法は、1時間に1回、肩をすくめるように耳の方までギュッと持ち上げ、一気に「ストン」と脱力するストレッチです。3回繰り返すだけで、首まわりの無意識の力みがふっと抜けていきます。

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