• 2026年8月15日
  • 2026年7月15日

第7回:【心のモヤモヤ】天気が悪いと気持ちが落ち込んでしまう理由

「雨の日になると、なぜか理由もなく悲しい気持ちになる」「曇り空を見ているだけで、心が重くなって何も手につかない」……。気象病による症状は、頭痛やだるさといったお体の不調だけでなく、このような「気分の落ち込み」や「強い不安感」といったメンタルの変化としても現れます。

天気が崩れて日照時間が減ると、私たちの脳内では気分を安定させる「セロトニン」という神経伝達物質の分泌が一時的に減少します。さらに、気圧の急変によって自律神経がパニック状態になると、不安を煽るようなストレスホルモンが分泌されやすくなります。つまり、天気の悪い日に気分がひどく滅入ってしまうのは、心が弱いからではなく、脳とお体の自律神経システムが防衛反応を起こしている証拠なのです。

当院では、心療内科の視点から、天候とお気持ちの変化の関連性を優しく丁寧に診断します。実際の治療では、言葉による安心の対話を行いながら、タッチケアによって体に「安全・安心」の感覚をじっくり届けていきます。自律神経が守られている安心感を得ると、脳内のセロトニン分泌が促され、自然治癒力がしっかりと働き始めます。

予後としては、2~3ヶ月かけてお体と心の繋がりを整えていくことで、雨の日でも不思議と心が穏やかで、自然体で過ごせる時間が増えていきます。

日常でできるメンタルケアは、雨の日こそ「お気に入りのハーブティーを飲む」「好きな音楽を聴く」など、自分の五感を心地よく癒す時間を作ることです。脳を快い刺激で満たし、安心感を与えましょう。

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