- 2026年8月6日
- 2026年7月14日
第6回:【ぎっくり腰の予防】突然の激痛に怯えないための身体づくり
ある日突然、重い荷物を持ち上げた瞬間や、前かがみになって朝の洗顔をしようとした瞬間に襲う激しい痛み「ぎっくり腰(急性腰痛症)」。一度でも経験すると、「またいつあの恐ろしい痛みが襲ってくるか分からない」と常にビクビクしながら生活することになりますよね。
ぎっくり腰は、何の前触れもなく偶然起きるわけではありません。日頃の疲労の蓄積や自律神経の乱れによって、腰まわりの筋肉の柔軟性が極限まで低下しているときに発生します。まさに、コップに水が溜まり続け、最後のたった一滴で水が溢れ出すように、ある些細な動作をきっかけに痛みが爆発するのです。
当院では、ぎっくり腰の予防診断として、身体の左右のバランスや、日常生活の動作の中で無意識に入ってしまっている「力み」を評価します。治療では、張り詰めて柔軟性を失った神経と筋肉を優しくリリースし、突然の負荷にも耐えられる柔軟な身体と自律神経の土台をじっくり整えていきます。
日頃からこうしてメンテナンスを行っている方は、万が一ぎっくり腰を再発してしまった場合でも、筋肉のベースが整っているため、通常よりもかなり早い数日〜1週間程度でスムーズに回復して日常生活に復帰できるようになります(予後良好)。
日常でできる最も効果的な予防策は、床の上の物を拾うときに「必ず膝を曲げて腰を落とす」ことです。腰だけでお辞儀をするような動作を避けるだけでも、ぎっくり腰のリスクは大幅に減少します。
