• 2026年8月1日
  • 2026年7月14日

第2回:【朝起きたときの腰痛】布団から起き上がるのがツラいあなたへ

朝、目が覚めた瞬間に腰がズキッと痛む。動き出してしまえば少しは楽になるけれど、毎朝布団から起き上がるのが本当に憂鬱で仕方がない……。そのようなお悩みを抱えていませんか?

朝一番に起こる腰痛の多くは、睡眠中に自律神経がうまくリラックスモード(副交感神経)に切り替わっておらず、寝返りの回数が極端に減ってしまい、一晩中筋肉がカチカチに硬直してしまうことが原因です。本来、睡眠時間は身体の「自然治癒力」が最も高まり、日中に使った筋肉の疲労を修復するための貴重な時間です。しかし、日々の中でストレスや過労が重なって自律神経のバランスが崩れていると、寝ている間も身体が戦闘モード(交感神経優位)のままになってしまい、腰まわりの血液循環が滞ってしまうのです。

当院での診断では、現在の腰の痛みの強さだけでなく、日頃の睡眠の質やストレス度合い、普段の姿勢のクセなどを総合的に診ていきます。実際の治療では、交感神経の過剰な興奮を優しく抑え、身体に深い休息を与えるタッチケアなどを通じて、全身の巡りをスムーズに整えていきます。張り詰めた緊張の糸が解ければ、お体は自然と回復へと向かい始めます。

予後は比較的良好で、睡眠の質がしっかり向上するにつれて、朝の痛みの頻度や強さは1~2ヶ月ほどで徐々に落ち着いていくケースが大半です。

ご自宅でできる対策は、ベッドの中で起き上がる前に、仰向けの状態のまま両膝を両手で抱え込み、左右に小さくゴロゴロと転がることです。起き上がる前に腰の筋肉を優しく揺らして、硬くなった筋肉に血流を促す習慣をつけてみてください。

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