• 2026年8月13日
  • 2026年7月15日

第5回:【自律神経と気象病】天気による体調不良を根本から防ぐ鍵

気象病を根本から克服するために、最も重要なキーワードが「自律神経」です。気圧、温度、湿度の激しい変化は、私たちの体にとって非常に大きな外的ストレスとなります。

私たちの健康は、自律神経(交感神経と副交感神経)が環境の変化に合わせて呼吸、心拍、血管の太さなどを無意識のうちに微調整してくれることで保たれています。しかし、日頃の寝不足や過労、精神的ストレスなどにより自律神経のキャパシティ(許容量)がギリギリになっていると、天気の変化という追加の負担に耐えきれず、完全にバランスが崩壊してしまいます。これこそが、気象病が起こりやすいお体のベースになっているのです。

当院における診断では、単に症状が出ている部分だけを治療するのではなく、自律神経がなぜこれほどまでに天候の変化に脆弱になってしまっているのか、その根本的な原因を解き明かします。治療では、お体に優しい刺激を与えて、張り詰めた緊張をほどき、自律神経の自己調整力を回復させます。これは、お体が本来持っている偉大な「自然治癒力」を最大化するアプローチです。

予後の目安としては、2~3ヶ月かけてじっくりと自律神経の土台を再構築していくことで、季節の変わり目や、大きな低気圧が通過する日でも、大きく体調を崩すことなく安定して過ごせるようになります。

日常で今すぐ出来ることは、夜11時までには布団に入り、スマートフォンの電源を切ることです。夜の暗さと静けさは、日中の過剰な緊張をなだめ、自律神経を元気にする最高の特効薬になります。

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