• 2026年8月8日
  • 2026年7月14日

第10回:【腰痛と睡眠】ぐっすり眠ることで自律神経を整え、自然治癒力を最大に

「腰が痛くて夜中に何度も目が覚めてしまう」「痛みのせいで快適な寝返りが打てず、熟睡した気がしない」……。睡眠不足と腰痛は、お互いを悪化させ合う悪循環に陥りやすい厄介な組み合わせです。

人間は、深い睡眠をとっている間に成長ホルモンを活発に分泌し、日中に傷ついた細胞や疲労した筋肉を修復しています。つまり、夜の睡眠時間こそが、最大の「自然治癒力」の発揮場所なのです。しかし、腰に強い痛みやこわばりがあると、自律神経がリラックスモード(副交感神経)に切り替わらず、脳も身体も浅い眠りにとどまってしまいます。

診断では、現在の寝具の状況や寝る前の過ごし方、全身の緊張度を総合的にチェックします。当院の治療では、交感神経のトーンを優しく下げ、心身を深い休息へと導くタッチケア等を行い、まずは「ぐっすり眠れる身体」の土台作りを最優先で行っていきます。

睡眠の質が改善されると予後は非常に明るく、寝ている間に筋肉が自らほぐれるようになるため、1~2ヶ月で腰痛自体も大幅に軽減していくことが多いです。

日常の工夫として、寝る直前のスマートフォン使用は控え、布団に入ったら「足の指先まで温かい血液が心地よく流れていくイメージ」を浮かべながら、お腹に手を当ててゆったりと腹式呼吸を繰り返してみてください。

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