• 2026年7月11日

記事1:喉が渇く、トイレが近い…もしかして「糖尿病」のサインかもしれません

「最近、やけに喉が渇くな」「夜中に何度もトイレに起きるようになった」「たくさん食べているのに、なぜか体重が減っていく…」。もしあなたが、このような体調の変化に心当たりがあるなら、それは「糖尿病」のサインかもしれません。糖尿病は、血糖値が高い状態が続く病気で、初期には自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうことが少なくありません。しかし、放置すると全身の様々な臓器に深刻な合併症を引き起こす、非常に注意が必要な病気です。

私たちの身体は、食事から摂った糖質をブドウ糖に分解し、それをエネルギー源として利用しています。このブドウ糖が血液中に取り込まれたものが「血糖」です。通常、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンが、血糖を細胞に取り込ませ、血糖値を適切な範囲に保つ役割を担っています。糖尿病は、このインスリンの働きが不足したり、うまく作用しなくなったりすることで、血糖値が高い状態が慢性的に続く病気です。

糖尿病の初期症状は非常に曖昧で、見過ごされがちです。しかし、血糖値がかなり高くなると、以下のような症状が現れることがあります。

  • 異常な喉の渇き(口渇): 高い血糖値を薄めようと、身体が水分を要求するため。
  • 多尿(トイレが近い): 血糖を尿と一緒に排出するため、尿の量が増える。
  • 体重減少: 血糖をエネルギーとして利用できず、代わりに筋肉や脂肪が分解されるため。
  • 疲れやすい、だるい: 血糖が細胞に運ばれず、エネルギー不足になるため。
  • 食欲増進: 身体がエネルギー不足を感じ、さらに糖質を求めるため。
  • 手足のしびれ、チクチク感: 高血糖による神経障害の初期症状。
  • 目がかすむ、視力低下: 高血糖による目の合併症(網膜症)の始まり。
  • 皮膚のかゆみ、できもの、感染症が治りにくい: 血糖値が高いと免疫力が低下し、細菌が繁殖しやすくなるため。

ご自身で糖尿病の可能性をチェックするヒントとして、上記症状に加えて、家族に糖尿病の人がいる、肥満気味である、運動不足であるといった点が挙げられます。これらの項目に複数当てはまる場合、糖尿病の可能性も考えられます。自己判断せずに、まずは専門医の診察を受けることが何よりも大切です。当院では、患者さんの症状を丁寧に伺い、適切な診断と治療方針をご提案します。

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