- 2026年6月13日
- 2026年6月1日
ブログ記事3:潰瘍性大腸炎が引き起こす心と身体のSOS~慢性疲労、栄養不良、心の負担~
「お腹の痛みがひどくて、仕事に集中できない」「下痢が怖くて、外出するのが億劫になった」「食事制限で栄養が偏り、いつもだるい…」。潰瘍性大腸炎は、大腸の慢性的な炎症によって、患者さんの身体だけでなく、心にも深刻な影響を及ぼします。頻繁な下痢や腹痛は、想像以上に体力と精神力を消耗し、日常生活に大きな支障をきたします。
まず、身体的な負担としては、慢性的な疲労感と倦怠感が挙げられます。炎症による体力消耗、頻繁な排便による睡眠不足、そして貧血などが重なり、常に身体がだるく、疲れやすい状態が続きます。また、炎症による消化吸収不良や食事制限によって、栄養不良に陥り、さらに体力が低下するという悪循環に陥ることもあります。
次に、日常生活や社会生活への影響です。突然の腹痛や下痢への不安から、外出や旅行をためらうようになり、仕事や学業に支障をきたすことがあります。特に、トイレが近くにない場所への外出は、患者さんにとって大きなストレスとなります。これにより、社会的な交流が減り、孤立感を感じる患者さんも少なくありません。
そして、最も見過ごされがちなのが、心の健康への影響です。
- 不安感: いつ症状が悪化するか分からない、食事制限が続く、将来への不安などから、常に漠然とした不安を抱えることがあります。
- 抑うつ気分: 慢性的な身体の不調、社会活動の制限、病気との長期的な付き合いへの負担などから、気分の落ち込み、意欲の低下、無気力といったうつ病の症状が現れることがあります。
- ストレス: 病気自体が大きなストレス源となるだけでなく、ストレスが症状を悪化させる可能性も指摘されており、悪循環に陥りやすいです。
心療内科クリニックである当院では、潰瘍性大腸炎によって引き起こされるこれらの心身の不調にも細やかに対応します。患者さんの訴えを丁寧に聞き、身体と心の両面からアプローチすることで、症状の緩和だけでなく、失われた日常生活の質を取り戻すサポートをいたします。痛みや不調は我慢するものではありません。ぜひ一度、専門家にご相談ください。
