• 2026年4月28日
  • 2026年4月16日

記事3:甲状腺機能低下症が引き起こす心と身体のSOS~うつ、慢性疲労、社会生活の困難~

「毎日だるくてベッドから起き上がれない」「何をするにも億劫で、仕事にも集中できない」「気分の落ち込みがひどくて、誰にも会いたくない」。甲状腺機能低下症は、身体的な症状だけでなく、患者さんの心にも深刻な影響を及ぼすことがあります。その症状は、うつ病や慢性疲労症候群などと似ているため、しばしば見過ごされたり、誤診されたりすることも少なくありません。しかし、これは決して「気の持ちよう」ではなく、身体の異常が引き起こす心身からのSOSサインなのです。

甲状腺機能低下症によって引き起こされる主な精神症状としては、抑うつ気分、意欲の低下、物忘れ、集中力や判断力の低下、思考力の鈍化、不安感、感情の不安定さ、不眠や過眠などが挙げられます。これらの症状は、脳内の神経伝達物質のバランスが甲状腺ホルモンの影響で崩れることによって生じると考えられています。特に、慢性的な倦怠感や気力の低下は、仕事や学業、家事などの社会生活に大きな支障をきたし、患者さんの生活の質を著しく低下させます。

また、身体のだるさやむくみ、体重増加といった症状が続くことで、外出がおっくうになったり、人との交流を避けたりするようになり、孤立感や自己肯定感の低下に繋がることもあります。周囲から「怠けている」「やる気がない」と誤解されることもあり、さらに精神的な負担が増大してしまう悪循環に陥ることも少なくありません。

心療内科クリニックである当院では、甲状腺機能低下症によって引き起こされるこれらの心身の不調と、それに伴う社会生活上の問題にも細やかに対応します。私たちは、患者さんの訴えを丁寧に聞き、心と身体の両面からアプローチすることで、甲状腺機能低下症の症状緩和だけでなく、失われた日常生活の質を取り戻し、心身の活力を回復できるようサポートいたします。必要に応じて、適切な医療機関への連携も行います。痛みや不調は我慢するものではありません。私たちはあなたの悩みに真摯に寄り添い、共に解決策を見つけていきます。

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