- 2026年4月27日
- 2026年4月16日
記事2:甲状腺ホルモンの働きとは?機能低下が心身に与える影響と自律神経の関係
「甲状腺のホルモンって、一体どんな働きをしているんだろう?」「なぜ、それが足りないとこんなに身体がだるくなるの?」甲状腺機能低下症に悩む患者さんからよく聞かれる疑問です。私たちの首にある小さな甲状腺は、身体の代謝をコントロールする「甲状腺ホルモン」を分泌しています。このホルモンは、全身の細胞一つ一つに作用し、まるで車のエンジンのような役割を果たしています。甲状腺ホルモンが不足すると、この「エンジン」の働きが鈍くなり、身体全体がまるでスローモーションになったかのような様々な不調が現れるのです。
具体的に甲状腺ホルモンは、以下のような重要な働きを担っています。
- エネルギー代謝の促進: 食べ物からエネルギーを作り出し、体温を維持する。
- 成長と発達の促進: 特に小児期には、脳や骨の成長に不可欠。
- 心臓や脳の機能維持: 心拍数や神経伝達物質の調整に関わる。
- 消化器系の動きを調整: 便通などにも影響。
甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、これらの機能が全身で滞り、倦怠感、むくみ、体重増加、寒がり、便秘といった身体症状が現れます。さらに、脳の機能にも影響を及ぼし、集中力の低下、物忘れ、気分の落ち込み、抑うつ気分といった精神症状を引き起こすことも少なくありません。
そして、この甲状腺ホルモンのバランスは、私たちの身体を自動でコントロールする「自律神経」とも密接に関わっています。自律神経は、活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」の2つから成り立っています。甲状腺ホルモンの不足は、自律神経のバランスを崩し、特に副交感神経が優位になりすぎる傾向や、神経全体の働きが鈍くなることがあります。これにより、身体の活動性が低下し、だるさやむくみが強く現れたり、精神的な活力が失われたりするのです。
当院の「サトワタッチケア」は、この自律神経系の乱れに直接アプローチすることを特長としています。甲状腺ホルモン補充療法と併用することで、身体全体の自然治癒力を高めながら、自律神経のバランスを整え、深い癒しと休息を促します。ホルモンバランスを直接操作するのではなく、身体が本来持つ、自律神経の適切な調整能力を高めることで、症状の緩和だけでなく、心身の活力を取り戻すお手伝いをいたします。
