- 2026年10月9日
- 2026年9月27日
記事2:なぜ頸椎ヘルニアになる?原因は多様:加齢、姿勢、ストレスの深い関係
「どうして私の首はこんなに痛くてしびれるんだろう?」「まさか自分も頸椎ヘルニアになるなんて…」。頸椎ヘルニアに悩む患者さんからよく聞かれる疑問です。頸椎ヘルニアの原因は一つではなく、実に多岐にわたります。原因を特定し、それに応じた治療を行うことが、症状を和らげるための第一歩となります。
頸椎ヘルニアの主な原因は、以下のように分類されます。
- 加齢による椎間板の変性:
- 椎間板は、加齢とともに水分が失われ、弾力性が低下し、変性しやすくなります。これにより、椎間板の一部が飛び出しやすくなります。40代以降に発症リスクが高まりますが、若年層でも発症することがあります。
- 不良姿勢・体の使い方:
- 長時間のデスクワーク: スマートフォンやパソコンの長時間使用による「スマホ首」「猫背」など、うつむいた姿勢が続くことで、首の椎間板に常に大きな負担がかかります。
- 不適切な運動: 首に負担のかかるスポーツ(ラグビー、柔道など)や、不適切なフォームでの筋力トレーニングなども原因となることがあります。
- 重い物の運搬: 首や肩に負担がかかる荷物の運び方も、椎間板への圧迫を強める可能性があります。
- 外傷:
- 交通事故(追突によるむち打ちなど)、転倒、スポーツ中の事故など、首に強い衝撃が加わることで、椎間板が損傷し、ヘルニアを引き起こすことがあります。
- 遺伝的要因:
- 一部の症例では、家族歴がある場合に発症リスクが高まることが示唆されています。
- 喫煙:
- 喫煙は椎間板の変性を促進すると言われています。
- ストレス・自律神経の乱れ:
- 精神的なストレスは、首や肩の筋肉を緊張させ、血流を悪化させ、自律神経のバランスを乱します。自律神経が乱れると、痛みの感じ方が過敏になったり、筋肉の緊張が解けにくくなったりすることで、症状を悪化させる可能性があります。特に、原因が特定できない、あるいは改善しにくい頸椎ヘルニアの背景には、ストレスが深く関わっていることがあります。
このように、頸椎ヘルニアは多様な原因が複雑に絡み合って生じることが多いため、自己判断は禁物です。当院では、心療内科の専門医として、患者さんの症状を丁寧に伺い、必要に応じて整形外科や脳神経外科と連携しながら、正確な診断と最適な治療方針をご提案します。特に、ストレスや心の状態が関与する頸椎ヘルニアに対しては、心身両面からのアプローチで改善を目指します。
