- 2026年6月22日
記事1:鼻水、鼻づまり、頭重感…その症状、もしかして「慢性副鼻腔炎」のサインかもしれません
「いつまで経っても鼻水が止まらない」「鼻が詰まって息苦しい」「なんだか頭が重くて集中できない…」。もしあなたが、このような鼻や顔の不調に長期間悩まされているなら、それは「慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)」のサインかもしれません。慢性副鼻腔炎は、副鼻腔(鼻の奥にある空洞)の炎症が3ヶ月以上続く病気で、一般的には「蓄膿症(ちくのうしょう)」とも呼ばれています。風邪の後の鼻炎が長引いていると自己判断してしまうこともありますが、放置するとQOL(生活の質)を著しく低下させるだけでなく、まれに重篤な合併症を引き起こす可能性もあります。
副鼻腔は、顔の骨の中にある空洞で、鼻腔(鼻の穴)と細い管でつながっています。この管を通して、副鼻腔内で分泌された粘液が鼻腔に排出される仕組みになっています。しかし、炎症によってこの管が塞がれたり、粘液が過剰に分泌されたりすると、副鼻腔内に膿や粘液が溜まり、細菌が繁殖しやすい状態になります。これが慢性副鼻腔炎です。
慢性副鼻腔炎の主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 鼻水: 黄色や緑色の粘り気のある鼻水が続く(後鼻漏として喉に流れ落ちることも多い)。
- 鼻づまり: 片方または両方の鼻が詰まり、呼吸がしにくい。
- 頭重感・顔面痛: おでこや頬、目の奥、頭全体が重く感じたり、痛んだりする。
- 嗅覚障害: 鼻づまりや炎症によって匂いが分かりにくくなる、または全く分からなくなる。
- 痰や咳: 後鼻漏が喉に流れ落ちることで、痰が絡んだり、咳が出たりする(特に夜間や朝方)。
- 喉の違和感: 鼻水が喉に流れることで、イガイガ感や異物感を感じる。
ご自身で慢性副鼻腔炎の可能性をチェックするヒントとして、これらの症状が3ヶ月以上続いているか、風邪をひいていないのにこれらの症状があるか、といった点を振り返ってみてください。もし当てはまる場合、自己判断せずに、まずは専門医の診察を受けることが何よりも大切です。当院では、患者さんの症状を丁寧に伺い、適切な診断と治療方針をご提案します。
