• 2025年6月9日

5. 薬に頼らない「幸福」への道:なぜ心が空っぽだと病気になるのか

あなたは、日々の生活の中で「幸福」を感じていますか? もし心がいつも空っぽで、薄暗く、乾いていると感じるなら、それはあなたの体調にも深刻な影響を与えているかもしれません。私が長年医師として患者さんと向き合い、そして私自身の経験からも確信しているのは、薬に頼らない真の健康、そして幸福への道は、心の状態と深く繋がっているということです。

私自身、幼少期は「遊んでいてもどこか疲れやすくて、何をしていても楽しめず、煮え切らない」日々を送っていました。心はいつも空っぽで、この心の状態が、体を健康にできない理由の一つだと考えていました。現代社会では、多くの人が物質的な豊かさや表面的な楽しさを追求する一方で、心の奥底では満たされない虚無感を抱えています。

この「心が空っぽな状態」は、単なる精神的な問題に留まりません。慢性的なストレス、自己肯定感の低下、人生の目的意識の欠如は、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの崩れ、免疫力の低下を招き、様々な身体の不調や病気の原因となります。

薬は、こうした心身の不調を一時的に抑えることはできますが、心の空虚感を埋め、幸福感をもたらすものではありません。むしろ、薬によって感情が麻痺し、喜びや感動といったポジティブな感情まで感じにくくなってしまうこともあります。

薬に頼らない「幸福」への道、そしてなぜ心が空っぽだと病気になるのかを理解するためのヒント:

  1. 心の状態を認識する: 自分の心が今、どんな状態なのか、正直に感じ取る。
  2. 心の栄養を与える: 感謝の気持ちを持つ、ポジティブな言葉を使う、自然と触れ合う、人との繋がりを大切にするなど、心が喜ぶことをする。
  3. 目的意識を持つ: あなたが本当に望む人生、成し遂げたいことを明確にし、それに従って行動する。
  4. 自己肯定感を育む: ありのままの自分を受け入れ、自分を愛する。
  5. 真の幸福を追求する: 物質的なものだけでなく、心の充足感や精神的な豊かさを求める。
  6. 自然治癒力を信じる: あなたの体には、自らを癒し、幸福感を生み出す力が備わっていることを信じる。

心が満たされ、真の幸福を感じることができれば、体も自然と健康へと向かいます。薬に頼るのではなく、あなたの心を豊かにすることで、真の健康、そして「至福」に満ちた人生を歩むことができるでしょう。

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