- 2025年6月11日
- 2025年6月4日
今日からできる!てんかんと上手に付き合うための生活習慣とセルフケア
てんかんの治療は、医師から処方された薬を正しく服用することが基本ですが、日々の生活習慣やセルフケアも、発作をコントロールし、心身ともに健康な状態を保つ上で非常に重要です。あなたの日常生活に少し工夫を加えるだけで、発作のリスクを減らし、より安定した毎日を送ることができます。
今日からできる、てんかんと上手に付き合うための生活習慣とセルフケアのポイントをご紹介します。
- 規則正しい生活リズム:
- 十分な睡眠: 睡眠不足はてんかん発作の大きな誘因の一つです。毎日同じ時間に就寝・起床し、7〜8時間程度の質の良い睡眠を確保しましょう。寝る前にスマホやパソコンの使用を控えるなど、睡眠環境を整えることも大切です。
- 規則正しい食事: 毎日決まった時間にバランスの取れた食事を摂りましょう。血糖値の急激な変動も発作に影響することがあります。
- ストレス管理:
- 前回のブログでも触れましたが、ストレスは発作の誘因になります。リラックスできる時間を作り、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。軽い運動、深呼吸、アロマテラピー、好きな音楽を聴くなどが有効です。
- アルコール・カフェインの摂取に注意:
- 過度のアルコール摂取は、脳の興奮性を高め、発作を誘発する可能性があります。カフェインも多量に摂ると、睡眠に影響を与えたり、神経を興奮させたりすることがありますので、摂取量を控えめにしましょう。
- 光刺激への対策:
- 一部のてんかん患者さん(光感受性てんかん)では、点滅する光(テレビゲーム、ストロボライトなど)が発作を誘発することがあります。心当たりのある方は、そうした刺激を避けるか、対策(テレビから離れる、サングラスをかけるなど)をとりましょう。
- 発作日記の活用:
- 発作が起きた日時、状況、内容、誘因になりそうなことなどを記録する「発作日記」は、ご自身の発作パターンを理解し、医師と情報を共有する上で非常に役立ちます。
当院のサトワタッチケアは、これらの生活習慣の効果を最大限に引き出すための土台作りをサポートします。自律神経のバランスを整えることで、心身の緊張が和らぎ、質の良い睡眠が取れるようになるなど、日々のセルフケアがより効果的になります。また、心身がリラックスすることで、自然治癒力が高まり、発作を抑制する力を高めることにも繋がります。
薬だけでなく、ご自身の体と心の声に耳を傾け、積極的にセルフケアに取り組むことで、てんかんと上手に付き合い、より穏やかで充実した日々を送れるようになるでしょう。