• 2025年6月9日
  • 2025年6月2日

8,コロナ後遺症の平均予後と回復への道:希望を捨てないで

新型コロナウイルス感染症の後、長引く倦怠感やブレインフォグに「この状態はいつまで続くのか」「本当に回復できるのだろうか」と、先が見えない不安に襲われている方もいるかもしれません。**コロナ感染後遺症(Long COVID)**は、症状が長期化しやすい特性がありますが、決して諦める必要はありません。多くの患者さんが、時間とともに症状が改善し、日常生活の質を取り戻しています。希望を捨てず、焦らず、回復への道を一歩ずつ進むことが大切です。


コロナ後遺症は時間を要するが「回復可能」な状態

コロナ後遺症の症状は、数週間で治まる方もいれば、数ヶ月、あるいは1年以上続く方もいるなど、その経過は非常に多様です。完全に症状が消えるまでに時間がかかるケースも多いですが、これは「治らない」というわけではありません。研究では、多くの患者さんが段階的に症状が改善していくことが示されています。

  • 症状の波: コロナ後遺症の症状は、日によって、あるいは時期によって良くなったり悪くなったりする「波」があるのが特徴です。体調が良い日に無理をすると、翌日以降に症状が悪化する「活動後倦怠感(PEM)」を経験することもあります。この波を理解し、無理なく過ごすことが、回復への近道となります。
  • 早期の介入が重要: 症状が出てすぐに適切な診断を受け、生活習慣の見直しや治療を始めることで、症状の長期化や重症化を防ぎ、より早い回復につながる可能性が高まります。
  • 再燃のリスク: 一度症状が改善しても、過度のストレスや無理な活動、新たな感染などをきっかけに症状が再燃する可能性もゼロではありません。しかし、これも早期に気づき、対処することでコントロールが可能です。

症状コントロールと生活の質の向上を目指して

コロナ後遺症の治療目標は、症状を完全に消滅させることだけではありません。最も大切なのは、つらい症状をコントロールし、患者さんが生活の質(QOL)を向上させることです。日々の活動に支障が出ないレベルまで症状を和らげ、自分らしい生活を取り戻すことを目指します。

そのためには、以下の点が非常に重要になります。

  1. 焦らない気持ち: 回復には個人差があり、時間がかかります。焦らず、自分のペースで回復に取り組むことが大切です。
  2. 無理をしない「ペース配分」: 活動後倦怠感(PEM)を悪化させないよう、活動と休息のバランスを意識した生活を送ること。疲労困憊になる前に休憩を取る習慣をつけましょう。
  3. 多角的なアプローチ: 薬物療法だけでなく、栄養療法、適切な運動、ストレス管理、質の良い睡眠など、様々な非薬物療法を組み合わせることが有効です。
  4. 専門家との連携: 医師だけでなく、必要に応じて理学療法士や管理栄養士など、多職種のサポートを受けながら回復を目指しましょう。
  5. 希望を捨てない心: 見えない症状との闘いは精神的にもつらいものですが、必ず回復できるという希望を持ち続けることが、前向きな治療に繋がります。

当クリニックの「サトワタッチケア」が示す新たな希望

当クリニックが提供する「サトワタッチケア」は、「治りたくないと思っている人以外はどんな難病も快方に向かう」という、大変稀有な治療方法です。これは、単なる対症療法ではなく、身体本来の自然治癒力を最大限に引き出し、新型コロナ感染で乱れてしまった自律神経系を根本から整えることで、深い癒しと心身のバランス回復を促します。

倦怠感、ブレインフォグ、自律神経失調症など、コロナ後遺症の多様な症状は、体の深い部分の不調に根ざしています。サトワタッチケアは、この根本的な部分に働きかけ、自己回復力を高めることで、症状の長期的な改善と生活の質の向上に大きく貢献できる可能性を秘めています。

コロナ後遺症で「もう良くならないのでは」と絶望しているあなたへ。決して諦めないでください。当クリニックでは、あなたのつらい症状に寄り添い、サトワタッチケアを含めた最適な治療計画で、回復への道筋を共に歩んでいくことをお約束します。

銀座レンガ通りクリニック 03-3535-2280 ホームページ