• 2025年5月27日

16. 「自然の摂理」と体に逆らう現代医療の矛盾

私たちの体は、太古の昔から地球の自然と調和して生きてきました。病気になれば、自然に備わった回復力で治ろうとし、季節の変化に合わせて体調を整える。それが「自然の摂理」です。しかし、現代医療は、時にこの摂理に逆行する形で発展してきた側面があるのではないでしょうか。

現代医療は、症状を「悪者」とみなし、薬で力ずくで抑え込むことに長けています。例えば、発熱は体を温めてウイルスと戦うための防御反応であるにもかかわらず、解熱剤で無理に下げてしまう。痛みは体からの警告信号であるにもかかわらず、痛み止めでその信号を遮断してしまう。これらは、体が本来持っている自然な働きを妨げ、回復プロセスを遅らせる可能性があります。

もちろん、緊急時や重篤な病気においては、現代医療の介入が命を救うことは言うまでもありません。しかし、慢性的な不調や生活習慣病に対して、いつまでも薬で症状を抑え続けることは、まるで自然の流れに逆らってダムを築き続けるようなものです。根本的な問題が解決されなければ、いずれどこかで破綻が訪れるかもしれません。

体が発するサインを無視し、自然な体の働きを抑え込む治療法は、長期的に見れば体のバランスを崩し、より複雑な不調を引き起こす原因となることもあります。本来、私たちは自然の一部であり、その摂理に逆らわず、調和して生きることが、真の健康への道なのです。

薬との付き合い方を見直し、あなたの体が持つ本来の力を信じること。そして、自然の摂理に沿った生活を送ることが、薬に頼らない真の健康を取り戻す第一歩となるでしょう。

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