- 2025年5月19日
残された時間をどう生きるか:終末期患者の 生活の質と心理的充実
終末期においても、患者さんの生活の質(QOL)を高め、心理的な充実感を得ることは重要です。支持療法は、患者さんが残された時間を自分らしく生きるための目標設定や、希望を見出すサポートを行います。「最期まで自分らしくいたい」「何かを成し遂げたい」といった思いに寄り添い、可能な限り実現を支援します。心理評価では、生活の質や幸福感、希望の程度などを評価します。患者さんと家族ができることとして、患者さんの意向 を尊重する、できる範囲で活動を支援する、思い出作りをするなどが挙げられます。