- 2025年5月14日
「パニック障害の診断:何科を受診すべき?詳細な検査とDSM-5診断基準を徹底解説」
「もしかしてパニック障害?」と思ったら、まずは心療内科や精神科を受診してください。パニック障害の診断は、医師による丁寧な問診が最も重要です。いつ、どのような状況で、どのような症状が現れたのか、発作の頻度や持続時間、予期不安の有無、日常生活への影響などを詳しくお伺いします。パニック発作と似た症状を引き起こす可能性のある心臓疾患や呼吸器疾患、甲状腺機能亢進症などを除外するために、心電図検査や血液検査が行われることがあります。パニック障害の診断は、世界的に用いられている精神疾患の診断基準であるDSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル第5版)に基づいて行われます。この基準では、予期しないパニック発作の繰り返し、少なくとも一つの発作の後に1ヶ月以上続く予期不安または発作に関連する行動の変化などが診断要件として定められています。正確な診断を受けることは、適切な治療法を選択し、パニック障害の克服に向けた第一歩となります。「ただの不安症だと思っていた」「どこを受診すればいいかわからない」という方も、安心してご相談ください。