- 2025年5月12日
自律神経失調症と薬物療法
症状に合わせて薬物療法を行います。長年の負担の結果、不安や緊張が強ければソラナックス、ワイパックス、デパスなどのベンゾジアゼピン系抗不安薬を使用します。また、気分の落ち込みなどもあれば、ジェイゾロフトやルボックスなどの抗うつ薬、不眠があればマイスリーやベルソムラなどの睡眠薬を使用します。その他、体質に合わせて加味逍遙散や半夏厚朴湯、柴胡加竜骨牡蛎湯なども使用します。これらにより症状のコントロールが可能でとてもよく効いてくれます。一方、これらの薬が効かないないのは体質により薬の変更が必要な場合、そして、ベースの自然治癒力が落ちている場合があります。後者においては、どんなに薬を変えても改善は見込めませんので、手技療法などのリラクゼーションを組み合わせていくと良いです。