- 2025年5月2日
睡眠の質を考える
では、なぜ疲れているのに寝れないのか。横になっても寝れない事があるという事は、単に身体的な活動を止めれば良いという事ではない事が分かります。注目すべきは頭の過活動です。まだ一般的に言われていませんが、横になっても寝むれない人は必ずと言って良い程、頭が忙しく動いています。脳には惰性で動く習性があり、仕事から離れても、気がついたら仕事のことを考えていたり、あるいは、その時に気になっていることなどが頭の中を駆け巡ります。これが寝れない人の病態です。対処法ですが、脳にはそのような「惰性で動く」性質があることを知って、寝る前にリラックスする時間をつくります。好きな音楽を聴いたり、ヨガをしたり、温かい物を飲んだり何でも良いです。それだけでも、ある程度は寝やすくなります。更に余裕がある人は、腹式呼吸をします。座った状態で背筋を伸ばして、下腹部を触れて感じながらゆっくりと深呼吸です。10分を目標にしてみてください。きっと眠りやすくなります。