- 2025年4月7日
もの忘れの対処法
原因により違うわけですが、身体疾患、精神疾患による場合は、それぞれの治療を先行させます。身体疾患が隠れている場合は症状の進行が早く手遅れにならないよう早めに専門の医療機関の受診が大切です。精神疾患の場合は、調子の悪さが徐々に悪化し、投薬などによって改善が可能です。
当院の場合は科の特性上、うつ病や適応障害、発達障害、不眠症に伴うもの忘れの治療を行っています。うつ病に伴う場合は、投薬により不安や気分の落ち込みの改善と共にもの忘れも改善しますが、活力が低下していると、うつ病の治療が遷延化しもの忘れの改善にも時間がかかります。発達障害の場合は、投薬に加えてダブルチェックや他人の力を借りるなどの環境調整が有効です。