- 2025年4月7日
- 2025年5月12日
もの忘れ
「もの忘れ」とはできたはずの事ができなくなった状態のことであり、様々な原因が考えられます。原因としては①年齢相応のもの忘れ、②身体疾患にもの忘れ、③精神疾患にもの忘れに大別することができます。①については、加齢による身体機能の低下と共におこり日常生活が大きな支障はありません。②については、脳卒中や水頭症、慢性硬膜下血腫、てんかんその他による場合で発熱、吐き気、身体的な機能障害などを伴います。③については、うつ病や統合失調症、ADHDなどの発達障害が挙げられます。鑑別に当たっては、問診や身体診察で随伴する症状の有無を確認していき、②については、早急に専門病院をご紹介しています。