• 2025年4月4日

頸部・腰椎ヘルニアとうつ病

必ずしもではありませんが、ヘルニアを患っているとうつ病のリスクが上がります。ヘルニアがあると、立つ・座る・歩くなどごく日常的な動作でも痺れや痛みが出現します。不快感があっても、気にしないか、気分を変えられれば影響はありませんが、症状がどうしても気になってしまうとうつ病にも影響が出ます。うつ病の方は基本的に自己評価が低く、他者のために一生懸命になることで自分を保つ傾向があり、それができないと自己評価に影響が出ます。一時的なものであれば良いですが長期間になると次第に、動けない自分に対する評価が下がり始めます。その結果、いつもできていた事にも自信がなくなり、また自信の無さが精神的にも疲労を誘うため、ますます鬱が悪化します。加えて、鬱が悪化すると痛みなどの痛覚にも過敏になるため、痛みが強くなって感じられます。
こうして、ヘルニアとうつ病はお互いに悪循環を及ぼし合います。こうした場合は、ヘルニアの治療を先行し、気分の回復にじっくり向き合うと良いです。

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