- 2026年8月26日
- 2026年7月15日
第8回:高齢者や子どもは特に注意!家族で取り組む熱中症予防と周囲の気づき方
前回は正しい水分補給の方法について解説しました。熱中症は全世代において注意が必要ですが、特に「高齢者」と「子ども」は身体の特性上、重症化しやすく、周囲による細やかな観察とサポートが不可欠です。今回は、それぞれの内在するリスクと、周囲が異変に気づくための着眼点を解説します。
👵 高齢者が熱中症に陥りやすい理由と気づき方
高齢者は体内の水分貯蔵量が減少していることに加え、暑さや喉の渇きを感知する感覚機能が低下しています。また、頻尿を懸念して水分摂取を意図的に控える傾向も見られます。
- 周囲が気づくためのポイント:「普段より元気がなく活気がない」「口の粘膜が乾燥している」「手の甲の皮膚をつまんだ際、皮膚が元の状態にすぐ戻らない(脱水の兆候)」といった変化を見逃さないでください。
👦 子どもが熱中症に陥りやすい理由と気づき方
子どもは体温調節機能が未発達であり、大人よりも地面に近いため、照り返しによる高温の熱を直接受けます。また、遊びに熱中すると自身の不調を正確に訴えることができません。
- 周囲が気づくためのポイント:「顔面が赤くほてっている」「異常な発汗がある、または全く汗をかいていない」「不機嫌になりぐずっている」といったサインに注意し、大人が主導して休ませる必要があります。
社会的弱者である家族を熱中症から守るためには、周囲による積極的な声かけと観察が何よりの予防策となります。このように周囲のケアはもちろん大切ですが、自分自身の「暑さに負けない体」を作っておくことも根本的な解決に繋がります。次回は、自律神経と睡眠の質を高める体づくりについてお話しします。
