- 2026年7月19日
- 2026年7月11日
記事9:糖尿病と心の健康:ストレス、不安、うつ病との関連と向き合い方
「血糖値の管理がうまくいかなくて、いつもイライラしてしまう」「食事制限や合併症への不安で、気分が落ち込む」「夜、血糖値が気になって眠れない」。糖尿病は、日々の血糖コントロールが求められる病気であるため、患者さんの心に大きな負担をかけることがあります。慢性的なストレス、将来への不安、そしてうつ病といった心の不調を併発するリスクが高まります。
糖尿病が心の健康に与える影響は多岐にわたります。
- ストレスと血糖変動: ストレスを感じると、身体は血糖値を上げるホルモンを分泌します。そのため、仕事や人間関係のストレスが多いと、血糖コントロールが難しくなり、それがさらにストレスになるという悪循環に陥ることがあります。
- 不安感: 血糖値が高いことへの不安、合併症への恐怖、薬の副作用への心配など、常に漠然とした不安を抱えることがあります。特に、低血糖への不安は、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
- 自己管理へのプレッシャー: 食事制限や運動、血糖測定など、日々の自己管理が求められるため、強いプレッシャーを感じ、疲弊してしまうことがあります。
- 抑うつ気分: 慢性的な身体の不調、食事や生活の制限、将来への不安などから、気分の落ち込み、意欲の低下、無気力といったうつ病の症状が現れることがあります。糖尿病患者さんは、一般人口と比較してうつ病の有病率が高いことが知られています。
- 不眠: 血糖コントロールの乱れによる夜間頻尿や喉の渇き、あるいは精神的な不安から、質の良い睡眠が取れなくなり、さらに心身のバランスを崩す悪循環に陥ることがあります。
心療内科医である当院では、糖尿病の患者さんの身体症状だけでなく、心の状態にも細やかに目を向け、両面からアプローチすることを重視しています。ストレスの状況、睡眠の質、気分の状態などを詳細に問診し、必要に応じて心理検査も行い、心のケアも提供します。
治療においては、糖尿病の内科的治療と並行して、当院独自の「サトワタッチケア」が、心身のバランスを整え、心の安定にも大きく貢献します。サトワタッチケアは、自律神経を調整し、深いリラックス効果をもたらすことで、精神的なストレス軽減や不安の緩和に繋がります。これにより、血糖コントロールの安定だけでなく、心の健康も回復し、より充実した生活を送れるようサポートいたします。身体のつらさだけでなく、心のつらさも感じる方は、決して一人で抱え込まず、専門医にご相談ください。
