• 2026年6月3日
  • 2026年6月1日

第3回:【診断編】耳抜きができないのは、自律神経からのSOS?

「耳が詰まっていて、何度耳抜きをしてもスッキリしない」という悩みで来院される方がいます。無理に耳抜き(バルサルバ法)を繰り返すと、鼓膜を痛めたり、逆に炎症を悪化させたりすることもあり、注意が必要です。実は、「耳抜きができない」という現象の裏には、自律神経からの重要なメッセージが隠されていることがあります。

【診断の視点】

耳管を開くには、軟口蓋帆張筋(なんこうがいはんちょうきん)という小さな筋肉がスムーズに動く必要があります。この筋肉は自律神経の支配を強く受けています。過度の緊張状態が続くと、この筋肉が「コリ」の状態になり、唾を飲んでも耳管が開かなくなります。また、自律神経の乱れは鼻粘膜の血流を停滞させ、耳管の入り口を物理的に塞いでしまう「血管運動性鼻炎」を併発させることもあります。

【治療と予後】

診断では、耳の症状が始まった時期に「大きな環境の変化」や「精神的な負荷」がなかったかを確認します。耳管閉塞症の予後は、この背景にあるストレス要因をいかに切り離し、体を「安全な状態」に戻せるかにかかっています。

【日常のケアとタッチケア】

日常では、ガムを噛んだり、あくびの動作をしたりして筋肉を動かすことも有効ですが、一番は「奥歯の噛み締め」を意識して解くことです。当院のサトワタッチケアは、自分では緩められない深部の筋肉と神経系にアプローチします。自然治癒力を呼び覚まし、神経のスイッチを切り替えることで、無理な耳抜きをしなくても「自然に耳が通る体」へと整えていきます。

銀座レンガ通りクリニック 03-3535-2280 ホームページ