• 2026年3月18日
  • 2026年3月2日

第3回:痙性斜頸の診断:病院での検査と「心のケア」の大切さ

痙性斜頸の診断において最も重要なのは、丁寧な視診と問診です。どのような場面で首が傾くのか、歩いている時や座っている時で変化はあるのか、また「感覚トリック」と呼ばれる、顎や頬に軽く触れると一時的に症状が治まる現象があるかなどを確認します。

病院によってはMRIやCTを撮影することもありますが、これは脳腫瘍などの他の病気が隠れていないかを確認するためのもので、痙性斜頸そのものが画像に映ることは稀です。そのため、画像診断で「異常なし」と言われ、路頭に迷ってしまう患者様も少なくありません。

当院では、医学的な診断はもちろんですが、それ以上に患者様の「生活の質(QOL)」を重視しています。「首が曲がることで、誰にも会いたくない」「仕事に集中できない」といった心の負担は、さらに筋肉の緊張を強める悪循環を生みます。

心療内科である当院がこの病気を診る理由は、身体的な症状と心の緊張が密接に関わっているからです。筋肉だけを見るのではなく、あなたという一人の人間が抱える緊張全体を診ること。それが、当院の診断の基本姿勢です。まずは、あなたの日常がどれほど制限されているか、そのお話を聞かせてください。

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