- 2026年3月17日
- 2026年3月2日
第2回:なぜ首の筋肉が強張るのか?痙性斜頸の原因と脳の誤作動
痙性斜頸の原因は、実はまだ完全には解明されていません。しかし、現在では「脳の基底核(きていかく)」と呼ばれる部分のネットワークに誤作動が生じていると考えられています。基底核は、体の動きをスムーズにコントロールする司令塔のような場所です。ここが過剰に働くと、特定の筋肉に「縮め」という命令が出続けてしまうのです。
この誤作動を引き起こす背景には、いくつかの要因が考えられます。
- 精神的ストレス:強い不安や緊張が症状を悪化させることが多いです。
- 物理的な過負荷:長時間のデスクワークや特定の姿勢の継続。
- 神経伝達物質の乱れ:ドーパミンなどのバランスが崩れること。
特に「緊張すると症状がひどくなる」と感じる方が多いのは、ストレスが脳の誤作動を助長するためです。
当院が注目しているのは、この「脳と神経の過緊張」です。痙性斜頸の方は、首だけでなく全身の交感神経が常に高ぶっている状態にあります。筋肉を力ずくで矯正しようとするのではなく、なぜ脳が過剰な命令を出しているのか、その背景にある神経系の乱れにアプローチすることが、根本的な改善への近道となります。当院のサトワタッチケアは、この「脳の警戒モード」を解くための稀有な手法です。
