- 2026年2月26日
- 2026年2月18日
第3回:【診断編】それって本当に花粉症?風邪や寒暖差アレルギーとの見分け方
春先に鼻水が出始めると、多くの方は「今年も花粉症か」あるいは「風邪を引いたかな」と考えます。しかし、心療内科の外来でお話を伺っていると、実はそのどちらでもない「自律神経の乱れ」が原因であるケースが多々あります。
【症状の見分け方】 一般的な花粉症は、目のかゆみを伴い、さらさらした透明な鼻水が出ます。一方、風邪の場合は粘り気のある鼻水や喉の痛み、発熱を伴うのが特徴です。 ここで注意したいのが「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」です。これは花粉という物質への反応ではなく、気温の変化に自律神経の調節が追いつかず、鼻の粘膜の血管が広がってしまうことで起こります。検査をしてもアレルギー反応が出ないのに、鼻水が止まらないという方は、この自律神経由来の症状である可能性が高いのです。
【治療法と予後】 花粉症であれば抗アレルギー薬が効きますが、寒暖差アレルギーや自律神経の乱れが原因の場合、薬だけでは根本的な解決になりません。平均的な予後を左右するのは、環境の変化に適応できる「神経のしなやかさ」です。
【日常でできること】 首元を冷やさないようにし、朝起きたら温かい白湯を飲むなど、体温調節をサポートする習慣を取り入れましょう。当院のサトワタッチケアは、外からの刺激に対して過敏になりすぎた神経系を沈静化させ、自己調整機能を呼び覚まします。「何をやっても鼻水が止まらない」という方は、物質的なアレルギーだけでなく、ご自身の神経系が悲鳴を上げていないか、一度見つめ直す機会かもしれません。
