• 2026年2月16日
  • 2026年1月28日

記事3:片頭痛が引き起こす心と身体のSOS~QOLの低下、不安、うつ病の合併~

「頭痛で仕事や学校を休むことが増えた」「発作がいつ来るか怖くて、外出もためらってしまう」「いつも頭痛のことばかり考えてしまう…」。片頭痛は、単なる身体的な痛みにとどまらず、患者さんの心にも深刻な影響を及ぼし、日常生活の質(QOL)を著しく低下させます。そのつらさは、周囲に理解されにくく、患者さんは孤立感を深めてしまうことも少なくありません。

片頭痛が引き起こす主な心身のSOSとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 日常生活の制限とQOLの低下: 片頭痛発作中は、強い痛み、吐き気、光・音過敏などにより、ほとんどの活動ができなくなります。仕事や学業、家事、育児などが中断され、ひどい場合は寝込んでしまうため、日常生活に大きな支障をきたします。
  • 仕事や学業への影響: 集中力の低下や欠勤、早退が頻繁になることで、仕事の効率が落ちたり、学業に支障が出たりすることがあります。キャリアや学業の継続が困難になる場合もあります。
  • 社会活動の制限と孤立感: 発作への不安から、友人との約束をキャンセルしたり、旅行を諦めたりすることが増え、社会的な交流が減ってしまいます。理解のない言葉に傷つき、孤立感を深めることも少なくありません。
  • 先行期・後頭期症状: 頭痛発作が起こる前や、治まった後にも、倦怠感、集中力低下、首や肩のこり、気分障害などの症状が続くことがあり、これらも日常生活の負担となります。
  • 心の健康への影響: 慢性的な痛みと、いつ発作が起こるか分からないという不安から、強い不安感、抑うつ気分、パニック発作などを併発するリスクが高まります。片頭痛患者さんは、一般人口と比較して、うつ病や不安障害の有病率が高いことが知られています。

心療内科クリニックである当院では、片頭痛の患者さんの身体症状だけでなく、心の状態にも細やかに目を向け、両面からアプローチすることを重視しています。患者さんの訴えを丁寧に聞き、心と身体のつながりを理解した上で、適切な診断と治療方針をご提案します。痛みや不調は我慢するものではありません。私たちはあなたの悩みに真摯に寄り添い、共に解決策を見つけていきます。

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