• 2026年2月15日
  • 2026年1月28日

記事2:片頭痛の謎に迫る!脳の血管・神経の異常と自律神経の深い関係

「どうして片頭痛は起こるんだろう?」「薬を飲んでも、なかなか痛みが引かない時があるのはなぜ?」片頭痛に悩む患者さんからよく聞かれる疑問です。片頭痛のメカニズムは複雑で、まだ完全に解明されてはいませんが、現在では脳の血管と神経の異常、そして自律神経の関与が深く関係していると考えられています。

片頭痛が起こる主なメカニズムは、以下のように説明されています。

  1. 脳の興奮性の亢進: 片頭痛の患者さんの脳は、非片頭痛の人よりも神経細胞が過敏であると考えられています。特定の刺激(ストレス、疲労、特定の食べ物など)によって、この興奮性が高まります。
  2. 三叉神経血管系の活性化: 脳が過剰に興奮すると、三叉神経と呼ばれる神経が活性化されます。三叉神経は、顔や頭の感覚を司る神経で、その先端が脳の血管を取り囲んでいます。
  3. 血管の拡張と炎症: 三叉神経が活性化すると、神経から炎症を引き起こす物質(特にCGRP:カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が放出されます。これにより、脳の血管が拡張し、周囲に炎症が起こります。
  4. 痛み物質の放出: 血管の拡張と炎症によって、痛みを感じさせる物質がさらに放出され、それが三叉神経を刺激することで、特徴的な「ズキンズキン」という拍動性の痛みが生まれると考えられています。

さらに、この一連のプロセスには、自律神経が深く関与していることが分かっています。自律神経は、心臓の鼓動、呼吸、体温調節、そして血管の収縮・拡張など、私たちの意識とは関係なく身体の機能をコントロールする神経です。ストレスや疲労、睡眠不足などによって自律神経のバランスが乱れると、血管の収縮・拡張がうまくいかなくなり、片頭痛の発作を引き起こしやすくなります。また、片頭痛発作に伴う吐き気や発汗異常も、自律神経の乱れによるものです。

このように、片頭痛は、脳の血管や神経の異常が複雑に絡み合い、さらに自律神経のバランスが影響することで引き起こされると考えられています。当院の「サトワタッチケア」は、この乱れた自律神経系のバランスを整えることを特長としています。身体全体の自然治癒力を高めながら、心身の深いリラックスを促すことで、片頭痛の根本的な改善を目指すお手伝いをいたします。

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