• 2026年1月25日

1,アトピー性皮膚炎とは?かゆくて眠れない!つらい症状と種類を解説

「かゆくて夜も眠れない」「肌がボロボロで人に見られるのが嫌だ」。もしあなたが、そんな肌の悩みを抱え、日々の生活に苦痛を感じているなら、それはアトピー性皮膚炎かもしれません。アトピーは、ただの肌荒れではありません。激しいかゆみと湿疹が慢性的に続き、心身ともに大きな負担となる病気です。


アトピー性皮膚炎のつらい主な症状

アトピー性皮膚炎の主な症状は、次の2つです。

  1. 強いかゆみ: アトピー性皮膚炎の最も特徴的で、患者さんを最も悩ませる症状です。掻けば掻くほどかゆみが増し、夜中に目が覚めてしまうことも少なくありません。この「かゆみと掻破(かくこと)の悪循環」が、症状をさらに悪化させてしまう原因となります。
  2. 湿疹: 皮膚に現れる炎症で、その状態によって様々な変化が見られます。
    • 赤み(紅斑): 皮膚が赤くなり、熱を帯びることもあります。
    • 小さなブツブツ(丘疹): 赤い発疹や、水ぶくれ(水疱)になることもあります。
    • カサカサした乾燥(落屑): 皮膚が乾燥して、フケのように剥がれ落ちることがあります。
    • ジュクジュクした浸出液: 炎症が強い場合、皮膚から透明な液体が出てくることがあります。
    • 皮膚の厚み(苔癬化): 慢性的に炎症と掻破を繰り返すことで、皮膚がゴワゴワと厚く硬くなることがあります。

これらの症状は、全身のどこにでも現れる可能性がありますが、特に顔、首、肘の内側、膝の裏側など、皮膚の柔らかい部分や関節の曲がる部分に左右対称に現れやすいのが特徴です。


アトピー性皮膚炎の種類:年齢による特徴

アトピー性皮膚炎は、発症する年齢によって症状の現れ方や経過に特徴があります。

  • 乳児型アトピー性皮膚炎(生後2ヶ月〜1歳頃): 主に顔や頭、首に赤くてジクジクした湿疹がみられます。よだれや食べ物による刺激で悪化しやすいです。多くの場合、2歳頃までに自然に良くなる傾向があります。
  • 小児型アトピー性皮膚炎(2歳頃〜思春期まで): 乾燥したカサカサした湿疹が主体となり、ひじやひざの裏、首、手足の関節部分に現れやすいです。強いかゆみから掻きむしり、皮膚が厚くなる「苔癬化」もみられます。
  • 成人型アトピー性皮膚炎(思春期以降): 全身に症状が広がり、乾燥と苔癬化がより顕著になる傾向があります。顔や首、上半身に赤みやブツブツが広がることも多く、治りにくくなるケースもあります。一度良くなっても、季節の変わり目やストレスで悪化するなど、慢性的な経過をたどることが多いです。

アトピー性皮膚炎は、見た目の問題だけでなく、かゆみによる睡眠不足や精神的なストレスなど、患者さんの生活の質に大きな影響を与えます。もしこれらの症状に心当たりがあるなら、一人で抱え込まず、皮膚科などの専門医に相談することが大切です。早期に診断を受け、適切な治療とスキンケアを開始することで、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を取り戻すことができます。

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