• 2026年1月13日
  • 2025年12月26日

8,お子様の喘息:親ができることと病院選びのポイント

お子さんが突然、咳き込んだり、息苦しそうにしたりしている姿を見ると、親御さんは大きな不安に襲われることでしょう。「まさか、うちの子が喘息に…?」「どうしてあげたらいいんだろう」。小児喘息は、大人の喘息とは異なる特徴や配慮が必要になる場合があります。ここでは、お子様が喘息と診断された際に親ができること、そして適切な病院選びのポイントについて解説します。

お子様の喘息の特徴と親御さんの役割

小児喘息は、乳幼児期に発症することが多く、アレルギー体質が強く関係しているケースがよく見られます。

  • 成長とともに改善の可能性: 小児喘息の大きな特徴は、成長とともに気道が発達し、症状が自然に落ち着く(寛解する)子どもが多いことです。しかし、全ての子どもが寛解するわけではなく、思春期以降も症状が続く場合や、大人になって再発することもあります。
  • 症状の伝えにくさ: 小さな子どもは、自分の息苦しさや胸の不快感をうまく言葉で伝えられないことがあります。親御さんが普段からお子様の呼吸の様子や咳の出方などをよく観察し、異変に気づいてあげることが大切です。
  • 治療への協力: 吸入薬など、継続的な治療が必要になることが多いです。お子様が抵抗なく治療を受けられるよう、親御さんが適切にサポートし、励ましてあげることが重要です。

親御さんは、お子様の最も身近な理解者として、症状の観察、心のサポート、そして適切な医療機関の選択において重要な役割を担います。

お子様の喘息への具体的な対処法

  • 早期の受診: 咳や息苦しさ、喘鳴などの症状に気づいたら、小児科または呼吸器内科を受診しましょう。早めに専門医に診てもらうことで、正確な診断を受け、適切な治療を早期に開始できます。
  • 医師との十分な相談: お子様の年齢、喘息の重症度、アレルゲン、ライフスタイルなどを考慮し、医師とよく相談して治療方針を決定します。お子様への負担が少ない治療法を優先したり、場合によっては「薬は最小限に抑える」といった方針も検討します。
  • 吸入指導の徹底: 小児喘息の治療では、吸入薬が中心となります。お子様が正しく吸入できるよう、医師や看護師から吸入器の使い方について詳しい指導を受け、親御さんも一緒に練習しましょう。補助器具(スペーサー)の使用も検討し、薬が肺にしっかり届くようにすることが重要です。
  • 発作時の具体的な対応: 万が一発作が起きた場合に備え、発作時の対処法を事前に医師から聞いておき、家庭内で共有しておきましょう。どのような症状が出たら医療機関を受診すべきか、緊急時の連絡先なども確認しておくと安心です。
  • アレルゲン対策と住環境整備: アレルギー性喘息の場合は、ダニ、ハウスダスト、ペットのフケ、カビなど、お子様のアレルゲンを特定し、住環境から可能な限り排除する努力をしましょう。こまめな掃除、換気、湿度管理が基本です。
  • 精神的なサポート: 喘息は、見た目の問題は少ないものの、夜間の咳や息苦しさ、運動制限などから、お子様の心にも負担をかけることがあります。お子様の感情に寄り添い、安心感を与える言葉をかけてあげましょう。
  • 学校や園との連携: 担任の先生や園のスタッフに病気のことを伝え、お子様の状況を理解してもらいましょう。発作時の対応や、体育の授業での配慮などについて、事前に相談しておくことが大切です。

病院選びのポイント

お子様の喘息治療では、特に以下の点に注目して病院を選びましょう。

  • 小児呼吸器科の専門医がいるか: お子様の呼吸器疾患に精通した医師がいると安心です。
  • 丁寧なカウンセリング: 親御さんの不安な気持ちに寄り添い、お子様の状況を丁寧に聞いてくれる医師を選びましょう。
  • 吸入指導に力を入れているか: 正しい吸入方法を根気強く指導してくれるか、お子様が飽きずに治療を続けられるよう工夫してくれるかを確認しましょう。
  • 連携体制: 必要に応じて、アレルギー専門医や栄養士、心理カウンセラーなど、多職種との連携が取れる体制があるか。
  • 緊急時の対応: 発作が起きた際の緊急対応や、夜間・休日のサポート体制が整っているか。

当クリニックでは、お子様の喘息についても、その特性を理解した上で丁寧な診察と心のケアを重視しています。ご家族の不安にも寄り添い、お子様が安心して治療に取り組めるよう、共に最適な方法を考えてまいります。

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