• 2025年10月5日

1トイレが近い、我慢できない!過活動膀胱の症状とチェックリスト

「外出中に急にトイレに行きたくなったらどうしよう…」「夜中に何度も目が覚めて睡眠不足…」。もしあなたが、そんなトイレの悩みを抱えて、日常生活が思うように送れていないなら、それは過活動膀胱かもしれません。行きたい時に行けるはずのトイレが、いつしかあなたにとって大きな不安の種となり、生活の質(QOL)を著しく低下させているのではないでしょうか。

過活動膀胱は、決して珍しい病気ではありません。実は、成人の8人に1人がこの症状に悩まされていると言われています。しかし、多くの人が「年のせいだから仕方ない」「恥ずかしくて人に言えない」と一人で抱え込み、適切な治療を受けずに我慢しているのが現状です。


過活動膀胱の主な症状:4つの特徴

過活動膀胱の主な症状は、以下の4つが特徴です。これらは単独で現れることもあれば、複数が同時に現れることもあります。

  1. 尿意切迫感(尿を我慢できない感じ):最も特徴的な症状です。急に強い尿意を感じ、「今すぐトイレに行かないと漏れてしまう!」という切迫した気持ちになることです。これは、自分の意思とは関係なく膀胱が収縮してしまうために起こります。
  2. 頻尿(トイレに行く回数が多い): 日中に8回以上、あるいは夜間に2回以上トイレに行く場合、頻尿と診断されることがあります。通常、健康な人であれば、日中の排尿回数は4~7回程度、夜間は0~1回程度です。
  3. 夜間頻尿(夜中に何度もトイレに起きる): 就寝中に尿意を感じて1回以上トイレに起きる症状です。これにより、睡眠が中断され、昼間の倦怠感や集中力低下につながることがあります。
  4. 切迫性尿失禁(我慢できずに尿が漏れてしまう): 強い尿意を感じた途端に、トイレまで間に合わずに尿が漏れてしまうことです。これは特に、外出時や人前での不安を強くする原因となります。

あなたは大丈夫?過活動膀胱セルフチェックリスト

以下の項目に当てはまるものがあれば、過活動膀胱の可能性があります。いくつ当てはまりますか?

  • 突然、がまんできないような強い尿意が起こることがある
  • トイレまでがまんできずに、尿が漏れてしまうことがある
  • 日中の排尿回数が8回以上ある
  • 夜中に尿意で2回以上起きることがある

もし、これらの症状に心当たりがあるなら、それは過活動膀胱のサインかもしれません。


一人で悩まず、専門医にご相談ください

過活動膀胱は、適切な診断と治療で症状を大幅に改善できる病気です。症状を我慢し続けると、生活の質が低下するだけでなく、精神的なストレスも大きくなります。

当クリニックでは、あなたのデリケートな排尿の悩みに真摯に耳を傾け、適切な診断と治療をご提案します。排尿の悩みから解放され、より自由に、安心して生活できる日々を取り戻しましょう。どうぞお気軽にご相談ください。

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