• 2025年9月16日
  • 2025年9月11日

6. 間違えやすい関節の痛み:関節リウマチと他の関節炎の見分け方

関節の痛みや腫れがあると、「もしかして関節リウマチ?」と不安に思うかもしれません。しかし、関節の痛みは、変形性関節症や痛風など、他の病気でも起こるため、正確な診断が重要です。ここでは、関節リウマチと他の関節炎の主な違いを解説します。

  • 関節リウマチ:
    • 特徴: 手や足の指の小さな関節に、左右対称に痛みや腫れが起こることが多いです。
    • 症状の出方: 30分以上続く朝のこわばりが特徴的です。
    • 病態: 自己免疫疾患で、関節の滑膜に炎症が起こります。
    • 全身症状: 全身の倦怠感や微熱を伴うことがあります。
  • 変形性関節症:
    • 特徴: 膝や股関節など、体重がかかる大きな関節に起こることが多いです。
    • 症状の出方: 動き始めに痛み、休むと痛みが和らぐのが特徴です。
    • 病態: 加齢や過度の負担により、関節軟骨がすり減ることが原因です。
    • 全身症状: ほとんど伴いません。
  • 痛風:
    • 特徴: 足の親指の付け根の関節に、突然、激しい痛みが起こることが多いです。
    • 症状の出方: 激痛を伴う発作が特徴的です。
    • 病態: 血液中の尿酸値が高くなることが原因です。

自己判断は危険ですので、関節の痛みや腫れが続く場合は、必ず医療機関を受診してください。特に、朝のこわばりや左右対称の関節の腫れなど、関節リウマチを疑わせる症状がある場合は、早めにリウマチ科や整形外科を受診することが大切です。早期に診断を受け、適切な治療を開始することが、病気の進行を防ぐ唯一の方法です。心身を整え、自律神経をケアするサトワタッチケアは、不調を和らげ、自然治癒力を高める助けとなります。

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