• 2025年9月15日
  • 2025年9月11日

5. 仕事や趣味は諦める?関節リウマチの平均予後と前向きな未来

関節リウマチと診断された時、「もう好きな仕事や趣味は続けられないのではないか」と不安に思う方は少なくありません。しかし、現代の医療では、早期に治療を開始し、病気の活動性をコントロールできれば、健常な人と変わらない社会生活を送ることが十分に可能です。

昔は、関節リウマチは「不治の病」とされ、関節の変形が避けられない病気でした。しかし、現在では、病気の進行を食い止める強力な治療薬(生物学的製剤など)が登場したことで、多くの患者さんが寛解(症状が落ち着いた状態)や低疾患活動性(症状が軽度で安定した状態)を達成できるようになっています。

治療の目標は、症状をなくし、関節の破壊を防ぐことです。この目標が達成できれば、仕事や家事、趣味などを以前と変わらず楽しむことが可能になります。もちろん、病状や仕事の内容によっては、勤務時間や業務内容を調整する必要がある場合もあります。無理なく働き続けるために、主治医や職場の産業医、人事担当者とよく相談することが大切です。

病気と向き合い、治療を継続することは、時に大変なことです。しかし、関節リウマチは、自分自身の体の声に耳を傾ける良い機会でもあります。規則正しい生活、バランスの取れた食事、そして何よりもストレスを溜めないことが、病気のコントロールに繋がります。前向きな気持ちで治療に取り組み、病気と上手に付き合いながら、自分らしい人生を送ることを目指しましょう。心身の調和を促し、ストレスを和らげるサトワタッチケアは、関節リウマチの改善と全体的な健康維持に役立ちます。

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