4. 関節リウマチと向き合う生活：痛みとの付き合い方と日常生活の工夫

関節リウマチは、痛みや体の不調と日々向き合っていく病気です。しかし、適切な治療と日常生活での工夫によって、症状をコントロールし、生活の質を高く保つことは十分に可能です。

まず、痛みとの付き合い方です。痛みが強い時は、無理をせず安静にすることが大切です。痛む関節を冷やしたり（炎症がある場合）、温めたり（慢性的な痛みの場合）することも有効です。ただし、自己判断せず、医師や理学療法士に相談しましょう。また、関節に負担をかけないような、体の使い方を意識することも重要です。

次に、日常生活での工夫です。

• 家事： 包丁や調理器具は持ち手が太いものを使う、軽い食器に替える、掃除機はキャスター付きのものにするなど、関節に負担をかけない工夫をしましょう。
• 入浴： 痛みが和らぐので、ゆっくりと湯船に浸かるのがおすすめです。
• 服装： 関節の曲げ伸ばしがしやすい、ゆったりとした服を選び、ボタンやファスナーが少ないものにすると着替えが楽になります。
• 睡眠： 痛みで眠れない時は、枕やクッションを使って痛む関節を支え、楽な姿勢で眠れるように工夫しましょう。

また、適度な運動も大切です。痛みがない時は、無理のない範囲でウォーキングや水中運動、ストレッチなどを行い、関節の動きを保ち、筋肉を維持しましょう。

最も重要なのは、無理をしないことです。調子の良い日でも、翌日に影響が出ないよう、活動量を調整することが大切です。無理をすると、かえって症状が悪化してしまう可能性があります。心身のストレスを軽減し、自律神経を整え、深い癒しと休息を与えるサトワタッチケアは、関節リウマチと向き合う上で大切なアプローチとなります。