• 2025年9月12日
  • 2025年9月11日

2. 「関節リウマチ」と診断されたら…知っておきたい診断方法と治療の第一歩

関節の痛みや腫れに悩まされ、「関節リウマチ」と診断されたら、多くの不安がよぎることでしょう。しかし、現代の医療では、早期に適切な治療を開始すれば、病気の進行をコントロールし、健常な人と変わらない生活を送ることが十分に可能です。

診断は、症状の問診に加えて、いくつかの検査を組み合わせて行われます。

  • 血液検査: 炎症反応を示すCRP(C反応性タンパク)や、自己抗体であるリウマトイド因子、そしてより特異性が高い抗CCP抗体などを調べます。これらの数値は、診断だけでなく、病気の活動性を測る上でも重要です。
  • 画像検査: 手や足の関節のX線(レントゲン)検査を行い、関節の破壊や骨のびらん(骨が溶けること)がないかを確認します。また、超音波(エコー)検査やMRI検査で、関節の炎症の程度をより詳細に調べることもあります。

これらの検査結果と、国際的な診断基準(ACR/EULAR分類基準など)に基づいて、医師が総合的に診断します。

診断が確定したら、治療の第一歩として薬物療法が開始されます。最近では、関節の破壊を強力に抑える効果がある生物学的製剤JAK阻害薬などの登場により、治療の選択肢が大きく広がっています。これらは、従来の薬で効果が不十分だった患者さんにも有効なケースが多く、病気の進行を抑える上で大きな役割を果たしています。

自己判断で治療を中断したり、薬の量を変更したりせず、医師の指示に従って治療を継続することが非常に大切です。心身のバランスを整え、自律神経をケアするサトワタッチケアは、治療効果を高め、深い癒しと休息をもたらし、体全体の自然治癒力をサポートすることにも繋がります。

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