• 2025年9月18日
  • 2025年9月11日

ブログ記事9:家族で支える虚血性心疾患:患者さんのためにできること、NGなこと

家族が虚血性心疾患と診断されたら、ご家族も不安や戸惑いを感じるでしょう。患者さんのサポートは、治療効果を高め、再発を防ぐ上で非常に重要です。しかし、よかれと思ってしたことが、かえって患者さんの負担になることもあります。ここでは、家族ができること、そして避けるべきことについて考えてみましょう。まず、できることとしては、患者さんの病気を理解し、治療に協力することです。食事療法のサポート(薄味にする、ヘルシーな食材を選ぶ)、禁煙の励まし、一緒に運動する、通院の付き添いなどが挙げられます。患者さんが薬を飲み忘れないよう声かけをしたり、もしもの時のために緊急連絡先やニトログリセリンの場所を確認しておくことも大切です。精神的なサポートも非常に重要です。患者さんの不安や悩みに耳を傾け、共感し、励ましの言葉をかけましょう。ただし、過干渉や過保護は避け、「病人扱い」しすぎないことも大切です。患者さんの自立を尊重し、できることは自分でやってもらうように促しましょう。また、病気について一方的に決めつけたり、不必要な情報で不安を煽ったりすることもNGです。家族自身のストレスケアも忘れずに。家族全員で協力し、患者さんが安心して治療に取り組める環境を整えることが、何よりも患者さんの力になります。

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