- 2025年9月12日
- 2025年9月11日
ブログ記事2:胸の痛み、まさか心臓?虚血性心疾患の典型的な症状と緊急性
突然の胸の痛み。それは、もしかしたら虚血性心疾患の典型的な症状かもしれません。虚血性心疾患の中でも、特に狭心症や心筋梗塞では、特徴的な胸の痛みが出現します。狭心症の痛みは、胸の中心部が締め付けられるような、あるいは圧迫されるような感覚として現れることが多く、「胸に重いものを乗せられているよう」と表現されることもあります。痛みは数分間続き、安静にしたりニトログリセリンを使用することで改善することがほとんどです。一方、心筋梗塞では、さらに強い胸の痛みが30分以上続き、安静にしても改善しないのが特徴です。痛みは左肩や腕、顎、背中などに広がることもあります。吐き気や冷や汗、呼吸困難を伴うことも少なくありません。これらの症状は、心臓の筋肉の一部が壊死している可能性を示すものであり、一刻を争う緊急事態です。もし、このような症状を感じたら、ためらわずに救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診してください。早期の治療が、心臓のダメージを最小限に抑え、命を救うことにつながります。日頃から、ご自身の体のサインに敏感になり、危険な症状を見逃さないようにすることが非常に重要です。