- 2025年9月12日
- 2025年9月11日
ブログ記事2:生理前の体調不良の謎を解く!PMSとホルモン・自律神経の深い関係
「どうして生理前だけこんなに体調が悪くなるんだろう?」「生理が来ると嘘みたいに楽になるのはなぜ?」月経前症候群(PMS)に悩む多くの女性が抱える疑問です。この生理前のつらい症状は、単なる「体質」や「気のせい」ではありません。女性ホルモンの変動と、それに影響される自律神経の乱れが深く関係しています。
女性の身体では、排卵後から生理までの期間(黄体期)に、プロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの分泌が急激に増加します。プロゲステロンは、妊娠を維持するために身体を準備するホルモンですが、同時に体内に水分を溜め込んだり、精神的に不安定にさせたりする作用があると言われています。そして、生理が近づき妊娠が成立しなかった場合、このプロゲステロンの分泌量が急激に減少します。このホルモンバランスの大きな変動が、PMSの心身の不調の引き金となると考えられています。
さらに、このホルモンバランスの変動は、私たちの意識とは無関係に身体の機能を調整する自律神経にも大きな影響を与えます。自律神経は、活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」の2つから成り立っています。プロゲステロンの急激な変動は、この自律神経のバランスを乱し、特に交感神経が優位になりがちな状態を作り出します。これにより、身体は常に緊張状態に置かれ、イライラ、不安感、不眠などの精神症状や、頭痛、肩こり、むくみなどの身体症状として現れてしまうのです。
当院の「サトワタッチケア」は、この自律神経系の乱れに直接アプローチすることを特長としています。身体全体の自然治癒力を高めながら、ホルモン変動によって不安定になりがちな自律神経のバランスを整え、心身の深い癒しと休息を促します。ホルモンバランス自体を直接操作するのではなく、身体がホルモン変動の影響を受けにくい、安定した状態を作り出すことを目指します。これにより、PMSのつらい症状の緩和だけでなく、ストレスに強く、本来の健やかな状態へと導きます。生理前の不調に諦めず、当院にご相談ください。