• 2025年9月11日

ブログ記事1:生理前の不調は気のせいじゃない!「月経前症候群(PMS)」のサインとは?

「生理前になると、いつもイライラしてしまう」「どうしようもなく気分が落ち込む」「身体がパンパンにむくんで、頭も痛い…」。もしあなたが、生理が始まる1週間〜10日くらい前から心や身体に不調を感じ、生理が来ると症状が和らぐというパターンを毎月繰り返しているなら、それは「月経前症候群(PMS:Premenstrual Syndrome)」かもしれません。多くの女性が経験するごく一般的な症状ですが、「気のせい」と片付けられたり、我慢したりしている方が非常に多いのが現状です。しかし、PMSはれっきとした身体の変化によって引き起こされる症状なのです。

PMSの症状は、実に多岐にわたります。精神的な症状としては、イライラ、怒りっぽい、不安感、抑うつ気分、集中力の低下、無気力、涙もろくなる、情緒不安定、不眠や過眠などが挙げられます。まるで別人のようになってしまうと感じる方も少なくありません。一方、身体的な症状としては、乳房の張りや痛み、下腹部の張りや痛み、むくみ、頭痛、腰痛、肩こり、倦怠感、吐き気、肌荒れ、便秘や下痢などが挙げられます。これらの症状が、生理が始まると数日で嘘のように消えていくのがPMSの大きな特徴です。

ご自身でPMSの可能性をチェックするヒントとして、以下の点を振り返ってみてください。

  • 生理が始まる1週間〜10日くらい前から心身の不調を感じますか?
  • 生理が始まると、その不調は自然と消えていきますか?
  • 毎月、同じような症状パターンを繰り返しますか?
  • これらの症状によって、日常生活に支障が出ていますか?

もしこれらの項目に当てはまる場合、PMSの可能性が高いと言えます。決して一人で抱え込まず、当院にご相談ください。私たちはあなたの悩みに真摯に寄り添い、適切な診断と治療方針をご提案します。まずは、ご自身の身体と心のサインに耳を傾けることが大切です。

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