• 2025年7月22日

1. 目の不快感、それってドライアイかも?あなたの目に隠れたサインをチェック!

「なんだか目がゴロゴロする」「目が疲れて重い」「最近、視界がかすむことが多い…」。そんな目の不快感、もしかしたらドライアイかもしれません。ドライアイは、目の表面を潤す涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れたりすることで、目の健康が損なわれる病気です。単なる「目の乾燥」と軽く見られがちですが、放置すると視力低下や目の病気に繋がることもあります。この記事では、あなたの目に隠れたドライアイのサインをチェックし、早期発見の重要性について解説します。


ドライアイってどんな病気?

私たちの目は、常に涙で覆われています。この涙は、目の表面を保護し、潤いを保ち、栄養を供給し、細菌や異物から目を守るという重要な役割を担っています。しかし、様々な原因でこの涙の機能が低下すると、目の表面が乾燥し、さまざまな不快な症状を引き起こします。これがドライアイです。

あなたの目に隠れたドライアイのサイン

「目が疲れる」「乾く」といった症状は一般的ですが、ドライアイの症状は多岐にわたります。以下の項目に心当たりはありませんか?

  • 目の乾燥感: 目が乾いた感じがする、砂が入ったようにゴロゴロする。
  • 目の疲れ: 長時間パソコンやスマホを見た後に目がひどく疲れる、目が重い。
  • 異物感・充血: 目に何か入っているような違和感がある、目が赤くなる。
  • まぶしさ: 光がまぶしく感じる、目が開けにくい。
  • かすみ目・一時的な視力低下: 視界がかすむ、急に見えにくくなることがある。
  • 目ヤニ・涙目: 朝起きると目ヤニが多い、逆に涙が止まらないことがある(※涙の質が悪く、蒸発しやすいために体が過剰に涙を出そうとする反応)。
  • 目の痛み・かゆみ: 目の表面に痛みを感じる、かゆみがある。
  • コンタクトレンズの不快感: コンタクトレンズが張り付くように感じる、乾いてつけていられない。

これらの症状は、一つだけでなく複数が組み合わさって現れることが多いです。特に、症状が慢性的に続く場合や、日常生活に支障をきたす場合は注意が必要です。


なぜドライアイに気づきにくいのか?

ドライアイの症状は、一時的な目の疲れや、加齢によるものと勘違いされやすく、見過ごされがちです。また、現代社会ではパソコンやスマートフォンの使用が長時間にわたり、目の酷使が当たり前になっているため、「目が疲れるのは仕方ない」と感じてしまう人も少なくありません。しかし、その「仕方ない」の中にドライアイが隠れている可能性があります。


放置しないで!ドライアイの早期発見と対策の重要性

ドライアイを放置すると、以下のような問題を引き起こす可能性があります。

  • 目の表面の損傷: 涙のバリア機能が低下し、角膜や結膜に傷がつきやすくなります。
  • 視力低下: 目の表面がデコボコになり、光が正しく屈折せず、視界がかすんだり、視力が低下したりすることがあります。
  • 感染症のリスク増加: 涙による防御機能が弱まり、細菌やウイルス感染のリスクが高まります。
  • 生活の質の低下: 目の不快感が続き、集中力低下や頭痛などを引き起こし、仕事や日常生活に支障をきたすことがあります。

もし、上記のようなサインに心当たりがある場合は、自己判断せずに眼科を受診することが大切です。早期に適切な診断を受け、治療を開始することで、目の状態を改善し、快適な毎日を取り戻すことができます。当クリニックでは、患者さんの目の状態を丁寧に診察し、一人ひとりに最適な治療プランをご提案いたします。

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