• 2025年7月11日
  • 2025年7月10日

2:【知っておこう】全般性不安障害(GAD)の主な症状と、心のサイン

全般性不安障害(GAD)は、特定の対象がないにもかかわらず、様々なことに対して過度な心配や不安が持続する病気です。その症状は精神的なものだけでなく、身体的なものとしても現れるため、ご自身の心と体のサインを見逃さないために知っておきましょう。

GADの主な精神症状

  • 過剰な心配と不安: 日常の様々な出来事(仕事、学業、家族の健康、金銭、将来など)に対して、現実的ではないほど過度に心配し、不安を感じます。この心配は、自分ではコントロールできないと感じるのが特徴です。
  • 「常に心配」の感覚: 心が休まる暇がなく、常に何かに追われているような感覚や、漠然とした不穏感が持続します。
  • 集中力の低下: 心配事が頭から離れず、仕事や勉強に集中できない、物忘れが多くなるなどの症状が見られます。
  • イライラ、焦燥感: 常に緊張状態にあるため、些細なことでイライラしたり、落ち着きがなくなったりします。

GADの主な身体症状

  • 不眠: 寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚める、眠りが浅く疲れが取れないなど、睡眠の質の低下が顕著です。
  • 筋肉の緊張、肩こり、頭痛: 常に体に力が入っているため、首や肩のこり、緊張型頭痛を訴えることが多いです。
  • 倦怠感: 慢性的な疲労感やだるさが続きます。
  • 動悸、息苦しさ: 心配や不安から、心臓がドキドキしたり、呼吸が浅く速くなったりすることがあります。
  • めまい、吐き気、腹痛、下痢: 自律神経の乱れから、様々な消化器症状やめまいが現れることがあります。
  • 発汗、震え: 緊張状態が続くことで、汗をかきやすくなったり、手が震えたりすることがあります。

これらの症状が6ヶ月以上続く場合、GADの可能性を考えられます。重要なのは、これらの症状が日常生活に支障をきたしているかどうかです。複数の症状が続いたり、気になる心のサインがある場合は、早期に専門医にご相談ください。心身のバランスを整えるサトワタッチケアは、このような慢性的な不安に伴う身体症状や精神的な負担の軽減にも役立つでしょう。

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