- 2025年7月17日
- 2025年7月9日
9. 【休職中の過ごし方】適応障害からの確実な回復と、笑顔で職場に戻るためのロードマップ
適応障害と診断され、**「休職」という選択をされたあなたへ。休職は決して「サボり」ではありません。それは、あなたが「回復するための大切な時間」**です。この期間をどのように過ごすかが、確実な回復と、笑顔でスムーズな職場復帰を左右します。
「休んでていいのかな…」「いつ戻れるんだろう…」その不安、わかります 休職中には、「休んでいていいのか、罪悪感がある」「いつになったら復職できるんだろう…」「復職した後、また同じことになるんじゃないか」といった、様々な不安が押し寄せてくるかもしれません。でも、ご安心ください。あなたは一人ではありません。
「ゆっくり休む」が、回復への第一歩 休職の初期は、とにかく心と体を休ませることに専念しましょう。無理に活動しようとせず、睡眠をしっかりととり、温かい食事をゆっくり味わってください。スマートフォンやPCから少し距離を置く時間も大切です。症状が落ち着いてきたら、次にステップアップ。無理のない範囲で、ゆっくりと活動量を増やしていきます。例えば、近くを散歩したり、好きな本を読んだり、短時間だけでも外出してみたり。徐々に社会との接点を持つ練習を始めましょう。復職が近づいてきたら、通勤練習や短時間勤務など、段階的な復職支援プログラムを利用することも有効です。カウンセリングでは、復職への不安を解消したり、ストレス対処法を再確認したりすることも、あなたの心の準備に役立ちます。
あなたのペースで、確実な回復を 休職期間を有効活用し、計画的に回復を進めることで、多くの方が数ヶ月で復職し、以前のような生活に戻ることができています。焦らず、あなたの心と体の声に耳を傾けながら、私たち医師やカウンセラーと相談しながら進めることが、確実な回復への一番の近道です。
今日からできる、休職中の「自分ケア」
- 規則正しい生活リズムを保つ: 寝起きする時間や食事の時間をできるだけ一定にすることで、心と体のリズムが整います。
- 「頑張らない」時間を意識的に作る: 無理のない範囲で活動し、少しでも疲れたら、迷わず休むことを自分に許してあげましょう。
- 職場との連携を大切に: 職場の人事担当者や上司と定期的に連絡を取り、今の体調や復職への意思を伝えておくことで、復職後の環境調整がスムーズに進みます。
- 自分を責めないこと: 周りと自分を比較せず、自分のペースで回復を進めることが何よりも大切です。あなたは十分に頑張ってきました。今は、自分を労わる時間です。