• 2025年7月11日
  • 2025年6月10日

41.ストレス対処行動と「自分を見失う」防衛機制

私たちは日常生活の中で、様々なストレスに直面します。仕事のプレッシャー、人間関係の悩み、経済的な不安など、ストレスは避けられないものです。このような状況に直面した時、私たちの心は無意識のうちに「防衛機制」と呼ばれる心理的なメカニズムを発動させ、自分自身を守ろうとします。例えば、感情を抑圧する、現実を否認する、他人のせいにする、あるいは過剰に活動することでストレスから目を背ける、といった行動が挙げられます。これらの防衛機制は、一時的に私たちを苦痛から遠ざけるかもしれませんが、長期的には「自分を見失う」ことに繋がりかねません。感情を抑圧し続けることで、本当の自分の感情が分からなくなり、身体症状として現れることがあります。また、現実を否認し続けることで、問題の根本的な解決から遠ざかり、同じようなストレスパターンを繰り返してしまうこともあります。書籍では、このような「自分を見失う」防衛機制の働きと、それが心身の健康に与える影響について深く考察しています。サトワ医療では、患者さんがこれらの無意識の防衛機制に気づき、それを手放すことを支援します。サトワタッチケアによる身体へのアプローチは、長年抑圧されてきた感情や身体の緊張を解き放ち、患者さんが自分自身の内なる声に耳を傾けることを促します。これにより、患者さんは、無理に自分を偽ることなく、ありのままの自分を受け入れ、より健全なストレス対処方法を身につけることができるようになります。自分を見失うことなく、困難に立ち向かう力を育むことこそが、真の心の健康への道であり、サトワ医療が提供する重要なサポートの一つです。

    銀座レンガ通りクリニック 03-3535-2280 ホームページ